2020年1月9日木曜日

【文献検索ヘルプデスク】リニューアルされたPubMedを紹介します

responsive
更新日:2020年1月9日
2019年11月18日にPubMedのリニューアル版(以下,New PubMed)が利用可能になりました。
このお知らせではアップデートの概要や変更点について簡単にご紹介します。

■ 目次


■ 概要

デザインの変更と検索機能の強化

New PubMedは増加するスマートフォンやタブレットからのアクセスに対応し,画面サイズによって画面レイアウトが変わるレスポンシブデザインを採用しました。
また機械学習技術を応用した検索機能の精度向上やフィルター機能の利便性向上など検索機能が強化されました

New PubMedへの正式な移行は2020年春以降

現在は従来のPubMed(以下,legacy PubMed)とNew PubMedの両方が利用できます。
正式な移行は2020年春を予定しており,それ以降はNew PubMedしか利用できなくなります。

legacy PubMedとNew PubMedの切替に注意

legacy PubMedとNew PubMedはPubMedの画面上にあるバナーをクリックすることで切り替えが可能です。
しかしこのバナーで切替を行った場合,当センターの提供する文献入手のための各種支援が利用できなくなります。
バナーを使ったlegacy PubMed⇔New PubMedの切り替えは推奨しません。

legacy PubMedおよびNew PubMedの切り替えや,両PubMedへのアクセスは下記のURLから行ってください。
このリンク先は東邦大学専用にカスタマイズされたPubMedになっています。
通常のPubMedと異なり,本学が契約する電子ジャーナルへのアクセスや当センターの所蔵状況の参照が可能です。
合わせて以下もご覧ください⇒ 電子リソース情報: New PubMedのお知らせ

関連サービスのアップデートは未定

アップデートされたのはPubMedのみです。
関連サービスである「Crinical Query」や「MeSH Database」,「Single Citation Matcher」などにデザインや機能の変更はありません。また今後のアップデートも現在のところ予定されていません。

■ New PubMedの変更点

主な変更点

今回のアップデートの主な変更点として次の3つを挙げます
  • スマートフォンやタブレットなど様々な画面サイズに対応し,自動で見やすい表示に切り替わる仕組み(=レスポンシブデザイン)が採用された。
    responsive

  • 検索結果のソート方法の標準が変更されました。新しい文献順に検索結果を並べる「Most Recent」が従来の標準でしたが,今回のアップデートでlegacy PubMedとNew PubMedの両方で,検索式に対する論文の関連度の順に検索結果を並べる「Best Match」が標準となっています。
    sortchange
  • 検索結果の画面が洗練され使いやすくなりました。
    searchresult

その他の変更点

PubMedの提供元である米国国立医学図書館(NLM)が各変更点についてまとめています。詳しくは下記のページをご確認ください。

https://www.nlm.nih.gov/pubs/techbull/nd19/nd19_pubmed_new.html (英語)
また動画やパワーポイントも提供されています。
以下のURLからアクセスすることができます。
https://www.nlm.nih.gov/oet/ed/pubmed/events/2019_09.html (英語)

■ お問合わせ

当センターでは文献検索のヘルプデスクを設置しております。
新しいPubMedに関することだけでなく,文献検索全般に関する支援を行っております。
詳しくは以下をご覧ください。

https://www.mnc.toho-u.ac.jp/mc/mnc_search.php
【文献検索ヘルプデスク:問い合わせ】
内線:
・大森地区:2444,2449 平日9-17時
・看護学部:210 平日9-17時
メール:mnc_search☆ml.toho-u.ac.jp
  ※「☆」記号を「@」に置き換えて下さい。